ガネーシュヒマール山群ヒンドゥン産の非常に珍しいマイカインクォーツです。 ガネーシュヒマール産の水晶は他のヒマラヤ水晶と比較してインクルージョンが豊富に有ります。代表的なインクルージョンには、クローライト、角閃石、雲母類、稀にルチルやカイヤナイトが有ります。 雲母は内包物として入りやすい鉱物ですが、雲母には沢山の種類があり、特に内包されると同定は難しい物です。 良く見られるのは緑雲母で、実際には黒い胡麻粒の様な入り方をしています。黒雲母(バイオタイト)も比較的見られ、黒い海苔状のインクルージョンは結構迫力が有ります。 この黒雲母は金雲母の一部の組成での呼び方で、鉱物としては金雲母(フロゴパイト)とされます。金雲母はマグネシウムと鉄との割合で固溶体になり、マグネシウムが多いと茶色に、鉄が多いと黒くなります。 この茶色の雲母のインクルージョンはガネーシュヒマールではあまり多く見られず、またこの様な密な入り方は非常に珍しい個体です。参考品としてコレクションしたいと思いましたが、価値の分かる方にお譲りいたします。 56.6×28.8×22.8mm 43.34g #水晶 #ヒマラヤ #ガネーシュヒマール #原石 #ヒンドゥン #シェルトン #ネパール #インクルージョン #クローライト #角閃石 #雲母 #バイオタイト #金雲母 #P太郎